東京都のマンション管理状況届け出制度について


全国初の東京都条例、マンション管理状況の届け出義務について取材でした。

条例はもちろんないよりあったほうがいいのだけれど、届け出が義務になったからスラム化が防げるとか、スラム化したマンションを救えるかというと、難しいと思います。

最終的にどこまで私有財産にふみこむかですが、面白いと思うのはイタリアだったか、放置され滞納があるお部屋の利用権を一定期間自治体がもち、リノベして貸し出してしまう仕組み。

リノベ費用等の諸経費を家賃でまかなうというものです。

そういうことがやれたとしても結局のところ、立地や共用部全体がどうかにかかってくるのですが。

1980年以前に建築された都内のマンションのうち、世帯主が65歳以上の割合は半数を超えていて、所有者と建物、2つの老いは進行する一方です。

今もう目先の修繕費すら足りなくて、滞納が積みあがったり空室が目立つマンションはちょっと解決が難しいですが、根本的にこれ以上、流動性が低く維持管理が難しいマンションを生み出さないためには、

新築時からの計画案をもっと現実的(厳しいというべきか…)なものにすること、
管理状況の取引時公開を義務化し、かつ、金融評価と連動させること、
が重要だと思います。

専門家による第三者管理も普及したほうがいいと思うのだけど、それはそれで専門家の定義とかレベルとか別の課題もあったり…

東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例
http://www.mansion-tokyo.jp/shisaku/01tekiseikanri-jourei.html