居場所をつくるということ


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いろんな参考図書をあたってる中で、ひときわ面白かったのがこの【ひとの居場所をつくる】

タイトルでたぶん多くの方がイメージする内容とは違う方向性の本だと思いますが…これからの日本でどう生きてゆこうか?という大きな問いをともに考えていくような本です。

ランドスケープデザイナー田瀬理夫さんの言葉がとても印象的でした。

「ランドスケープをデザインするというのは、緑をきれいには配置することではなくて、人々がパブリック・マインドを獲得するきっかけづくりに繋がっていないと、やっても面白くないと思う」

取り戻したいのは緑そのものではなくて、それを通じて共有される空間の豊かさや意識、パブリック・マインド。

私もまちの空き家率やそれによる弊害、スラム化対策などの話をする際によく「それは行政の仕事なのでは」というご意見、ご質問をいただくことがあって、しみじみ考えます。

自分の家の扉をあけた目の前に広がる空間と文化に、自分も大きな影響力をもっている。そう考える人が多い国はもっと豊かで美しいだろうなと。