働き方なんて、人の数だけあるのが当たり前


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人材会社社長さまから、「どうして複業者や兼務者、社員だけど勤務体系が自由とか、あちこちからリモートワーク可能な働き方を途中からインストールできたんですか」というご質問をいただきました。

スタートアップ創業者は最初からそういう環境をつくれても、ある程度年数がたって、どちらかというとオールドな価値観、平均年齢が高く、そこそこ規模の会社で、しかもオーナー社長じゃない会社がそれを形式じゃなく普通にやってるケースが少なく、

副業(私はこちらの副をあてた呼び方を好まないのですが)を広めたい人材会社として参考にしたく、というお話でした。

なんだかみもふたもない回答になっちゃうんですが、オーナー社長だろうとなかろうと、平均年齢が高かろうとなかろうと、そうしたほうがいいと決めたら、どんな障害があろうがひとつづつ障害をつぶして当たり前にしただけです。

もちろん当社の場合は自律的で先進的で、真摯なメンバーたちに恵まれてるという大前提がありますが、

それでも個人のライフサイクルとスキルや志向に働き方をあわせる、というやり方はいろんな衝突や不満・不信のぶつけあいを生んだし、介護やら育児やライフスタイルやらで遠方からや時差が出たりするリモートワーク、兼業にはいろんな遅れや失敗もあったし、

もともと当社のように専門性が強く、仕事を縦に深めたい志向が強いメンバーが大半のチームでそれをやると、間をつなぎ適材適所をマネージする、全体を俯瞰し導く役割をやりたがる人が少ないのもあって、私自身の負荷とコミュニケーションコストが膨大にかかりました。

毎日いろんな意見という名の不満や、ルールを平等に定めてくれないと、マッチョに働く人を評価してくれないと辞める、みたいな話を受け止めながら、経営者がこんなことやってていいんだろうかと葛藤しつつ、

やっぱりどう対話を続けても理解してもらえず去ってく人に嘆き、残るメンバーの負担を取り除くのに奔走しつつ、あれやこれやの暗中模索でしたが、そして今だって全然、私なりにもってる理想にはまだまだ程遠いですが、

ずっと何年も前からそういう働き方を模索してきて、20代から70代までいろんな働き方の、いろんな個性とスキルの人が出たり入ったり、太くしたり短くしたり、コミットの範囲をかえたり複数の仕事したり、今それがもう当たり前、という文化になったのは本当によかったと思っています。

いろんな方に気軽に一緒にやらない、と声をかけられるし、何よりそれがあったからこそ人生のちょっとした大変な時、ライフシフトしたい時も100-0じゃなく繋がり続け、成長し続けてくれたメンバーが増えたし、そのメンバーたちが今また、新しい人たちの働き方をどんどんサポートしてくれて。

働き方なんて、人の数だけあるのが当たり前。

ただそれを愉快に気持ちよく当たり前にするには、やっぱりプロ意識が大切で、自律的に自分アップデートを続けることと、チームの信頼・敬意を裏切らないこと。自分も信じること。

そんなプロ集団チームをじわりじわりと広げて、いつどこにいても、かけ声ひとつで楽しく事業をつくっていけるネットワークにしたいなと、今も必死に妄想中です。