マンション外壁タイルに浮き・剥離があったら


2017-10-30_16-44-19_420

先だっての台風でマンション外壁タイルが大量に剥離したトラブルのご相談なども続いたので、マンション外壁タイル問題の実情についてメディアの方々と勉強会を開催していました。

竣工2012年くらいまでのマンションは、もともとの施工方法、左官工事の不具合からタイル浮きや剥離の不具合が多く報告されています。

判例タイムズ9月号に掲載された論文によると、大阪地裁建築関係訴訟の未済事件数は190件前後。そのうちの5%~8%くらいが外壁タイル瑕疵によるものだそうです。

件数としても多く、また当事者間による解決が難しいことが伺えますが、マンション関連の瑕疵は管理組合で「公表したくない」「大事にしたくない」と修繕費を自分たちで負担するケースも少なくないため、潜在的にはもっと多い懸念もあります。

また大規模修繕工事の際、足場をかけた後に発見され、原因追及や負担割合の話し合いをする時間がなく補修に突入するケースもよくありますが、これが修繕積立金不足を招く要因にもなったり、対処療法が続き結果としてコストが膨らんでしまったりも。

もし外壁タイルの不具合に遭遇したら(というより、大規模修繕工事の足場をかける前、できれば10年以内に発見するのがベストですが)、2年や10年という期間を過ぎていてもいったん諦めず、

①プロによる打診検査を行うこと
②浮き・剥離の原因を調べる(調べずに対処してしまわない)
③健全な部分と浮き・剥離部分の相違点・共通点を把握
④補修方法を検討
⑤将来的な不具合発生時の対応についての協議

を行うことが大切です。

こちらで簡単な動画解説も掲載してますので、外壁タイルの点検・メンテナンスや不具合発見の参考にしてくださいね。
https://www.m-gaiheki.com/