インスペクション市場動向と展望について


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珍しく、さくら事務所会長・長嶋と揃っての取材対応でした。

いよいよ4月に迫った、宅建業法改正によるインスペクション市場動向・規模や中古住宅流通市場へのインパクト、最近急増しているインスペクション事業者や周辺事業について。

既存住宅取引時インスペクションの市場規模データがないということで、いろんなところからお問い合わせをいただくのですが、広義のインスペクションという捉え方でいくと国交省さんの既存住宅売買瑕疵保険申込件数累計+αくらいで見るくらいでしょうか。それで流通に対する5.5%程度。

アメリカの市場規模を見ると広義のインスペクション市場規模は、米国全土で約3745億円(2017年 1ドル=107円換算)です。(商業ビル含む、「Building Inspectors in the US」より)

単純に人口比で換算すれば、日本のインスペクション市場規模はおよそ1,500億円のポテンシャルがあるとも言えますが、それにはいくつか絶対的に必要なことがあります。

買い手責任型のインスペクションが入りやすい取引形態や金融価値との一定連動、またそれにより買い替えが促進され一人当たり購入回数が増えることです。

供給ありきでインスペクター総数だけを増やしてもニーズが高まるわけでもないし、売主保証型のインスペクションは売主サイドの圧倒的なメリットも必要、さらに保険ニーズのミスマッチ(保険ニーズの高い古くコンディションが不安定な住宅は保険がつけられない)もあり、

今回の業法改正でドラスティックに何かが変わっていくというよりも、足踏みしながら徐々にインスペクションの認知度が高まっていく、その中で運用課題を一つづつクリアにしていく、というプロセスかと考えています。

それらがさらにインスペクション周辺事業マーケット拡大まで結びつくのには、もう少し時間がかかるんじゃないかな。

などなど、お話させていただいたんですが、私たち二人とも爆速マシンガントークゆえ、インタビュアーさんが相槌を打つタイミングを取り損ねては焦ってらっしゃいました…すみません。汗