中古住宅市場活性化ラウンドテーブル報告書は業界人必見


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中古住宅市場活性化ラウンドテーブル報告書が出ました。

さくら事務所もオブザーバーとして発表参加させていただいただけでなく、この担当の方々には何度もヒアリングにご足労いただき、現場をきちんと学びたいと日本ホームインスペクターズ協会に要請があり、国交省の方を大勢引き連れて二度も、ホームインスペクション研修にいらしたのでした。

昔から何度も、中古流通活性化施策やホームインスペクションに関して委員会に参加させていただいたり、ヒアリングいただいたりしていますが、その多くにはすでに仮説があって、何をどう丁寧にご説明しても「なんだったの?」ってくらい結論が変わらなかったり、あれこれ聞いたけどその後なにもFBをいただけないどころか、似た感じの補助事業がさっくり立ち上がってたり。

そんな脱力経験のほうが多いのに、それでも懲りずたゆまず、ご要請にはできる限り時間と労力を割いてきたのは、誰かが伝え続けなければ一石すら投じられないから。

たとえばレポート中にもある、ホームインスペクションの「売主主導か買主主導か」論についても、個人的には正直どっちだっていいと思っているのです。
健全に普及し、取引が安全に活性化するのであれば。当然、時代によっても状況は変わるでしょう。

そのうえでフラットに、自らの事業としてどちらもトライアルし、より上手く、より健全に機能したのが現時点では買主主導であること、他先進国の進んだ事例を見ても、買主主導のほうが上手く機能しているので、それをお伝えし続けてるのですが、どの委員会や自治体でも、ほとんど取り合っていただけませんでした。

実際のところ、以前よりずっとずっと少なくなったとはいえ、今でさえまだ時々、売主さん仲介側から「そんなことするなら売ってやらない」だけじゃなく、「お前のところ潰してやるからな」とか「売れなくなったら責任とるって社長に言わせろ」とか、度胆をぬかれる珍事件もあるくらいなので、売主主導には相当なハードルがあるというのは、現場実感そのものなのです。

それが今回のご担当の方々は、本当に何度もご足労くださり、もちろん我々のところだけでなくあらゆるところへヒアリングし、研究し、とても勉強されていて、そのうえでフラットに「あなたがたのおっしゃる意味はこういうことですか?私たちなりに考えた方向性はこうなんですけれども」と議論を重ねてくださいました。

いくつもの案件を抱えご多忙な中で、ここまでの細やかな手間をかけるのは本当に大変だっただろうと頭が下がります。

同時に、こうした時代・常識のあらゆる激変期に、プレイヤーとして自ら変化の波を起こす機会に恵まれながら仕事をしていること、その過程でこうして素晴らしいご縁をいただけたり、誇り高い仕事のあり方に胸震えたり、当事者として変化のひとつひとつに直面できるのは、とても幸せなことだと改めて実感する機会でした。

中古住宅市場活性化ラウンドテーブル報告書

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr2_000030.html