あけましておめでとうございます


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あけましておめでとうございます。

今年も一人、もくもくと山を歩くところからスタートしました。

滝のつららが幻想的…清浄の滝、という禊の場にぴったりの澄みきった空気。

山を歩いてると人生とか仕事とか、つくづく山と似てると思います。

息があがって上体を起こすのもキツい勾配を過ぎるころ、ぜんぶ帳消しになって元気が湧いてくるような景色や空間がふいにご褒美みたいに時々あらわれたり、高みを見すぎると行けるのか不安や弱気になるし、怖いからと足元ばかり見てると道に迷う。先と足元どちらも上手く見るようにしないと、バランスを崩す。

止めることはいつでもできるのだけど、やめないためには強い意志を持つか、やめられない背水の陣を敷くか。

その点、ここは帰りのバスが6時間後まで来ず、登山口バス停に戻ったところで正月休みで何の店も開いてなくて暖をとる場所はもちろん、トイレもない。

前に進むしかない選択肢の強制力は、自分で強い意志を持ち続けるより簡単に継続させてくれますw

そんなこと考えてたのも最初の元気なうちだけで、よれよれ枝にしがみつくように歩いてたら突然、この時期大活躍する駅伝選手みたいに軽やかな足取りで、急勾配をたったか下山してくるお兄さんと会いました。

「お一人?大丈夫ですか?」と声をかけていただいたので、「私の道のりはこの先、あとどれくらいでしょう?」と聞いたらにっこり、

「まだ3分の2はあるなあ、こっからが本番です!」

思わずそのまま後ろにのけぞりそうに白目むいてたら、

「大丈夫、ここまで来たなら行けますよ。本当に危ないとこには階段があります。階段がないとこはまだキツいわけじゃない。そう思って頑張ってください。」

お兄さんのこの言葉はすごく効いて、道が険しくなっても「階段じゃないってことは、まだぜんぜん難所じゃない」と言い聞かせながら進むことができ。

結局、階段が出てくるのは目的地近くで、そこまで行くといろんなことがもう、疲れてどうでも良くなってました。爆

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誰もいない山の中で偶然、先を教えてくれる人とすれ違ったり、乗り切り方のコツを学ぶのも、ほんと人生みたい。

今年は今まで以上にそんな偶発性とか、身体性や直観みたいなことを大切にしていこう。

今ここにしかない瞬間の美しさやはかなさや、芳醇な可能性にあけっぴろげでいよう。

あらゆることを小さな思考の枠内でなんとかしようとするのはもったいない気がして、流れをまるごとわくわく面白がりたい。

皆さまの新しい年も、心弾むものでありますように。
今年もどうぞよろしくお願い致します。